2011年8月29日月曜日

美味礼賛

辻調理師専門学校創業者のお話。
知人に薦められ購入、一月ほど前に読了。現在元上司に貸出し中。
冒頭、戦後間もない頃読売新聞の記者であった主人公の辻氏が日本料理学校経営者の辻氏を取材し、「ぼくも辻です。」からつきあいが始まったことがちょっと笑えた。

根拠もないまま何となくうさんくささを覚えていたこの学校について、その生い立ちから成長を通して、本格フランス料理の日本での普及にいかに貢献したを知るに至った。スピーディかつドライブ感に溢れた描かれようは、読みやすい読みやすい。遅読人間の自分にも速攻で読めた一冊。

一言いうなら現地そのままの本格料理もそれはそれでいいと思うが、日本流のアレンジもそんなに否定すべきものではないという点。照り焼きハンバーグも、バーモンドカレーもなかなかうまい。

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