2011年11月16日水曜日

生物と無生物のあいだ



おもしろかったです。このタイトル「文系と理系のあいだ」と読み替えられるような気もします。科学とは無縁に思われる学者間の確執、学術誌の審査中の情報漏れなど泥臭い人間関係、人間社会を露にし、ストイックな研究者の姿などもおもしろく描かれていました。人間、生物を構成する分子がごく短い時間で全て入れ替わってしまうという描写を砂浜の陽炎にたとえたところが印象的。理系的なところはよくわからんです。

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