2016年12月20日火曜日

ナツコ 沖縄密貿易の女王 (文春文庫) 文庫 – 2007/10 奥野 修司 (著)

ナツコ 沖縄密貿易の女王 (文春文庫) 文庫 – 2007/10 奥野 修司 (著)

こないだ読んだここから興味を持って購入読了。 たくましい。現在に至るまでの沖縄の歴史を象徴する作品。

漂流 単行本 – 2016/8/26 角幡 唯介 (著)

2016年12月18日日曜日

田園の憂鬱 (新潮文庫) 文庫 – 1951/8/17 佐藤 春夫 (著)

田園の憂鬱 (新潮文庫) 文庫 – 1951/8/17 佐藤 春夫 (著)



この作品を手にした経緯がまったくわからない。覚えてない。 確かに読んでたら憂鬱になる。

2016年12月14日水曜日

間諜 二葉亭四迷 (講談社文庫) - 西木正明

間諜 二葉亭四迷 (講談社文庫) - 西木正明



アイヌ、日本、ポーランド、ロシア。 時代は若干異なるものの配役は船戸与一先生の『蝦夷地別件』と被ってくる。 永遠の課題なのか。

2016年12月12日月曜日

動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー – 片野 ゆか (著)

動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー
– 片野 ゆか (著)-集英社

純粋におもろかったです。 数か月前に購入したものの放置したまま。外出前に移動用読み物を探していたところ散らかった机の上で偶然発掘して読み始めました。が、移動用読み物になりませんでした。ちょっと読むとうるうる涙ぐんで先へ進めず結局夜中に布団の中で読み終えました。著者の術中にはまったか、自分がただの涙もろいおっさんだけなのか。最後に動物園に行ったのはいつやったか。

2016年12月6日火曜日

紅梅 (文春文庫) 文庫 – 津村 節子 (著)

紅梅 (文春文庫) 文庫 – 2013/7/10 津村 節子 (著)
吉村昭先生の奥さんで作家の津村節子先生著。 吉村作品のファンと称しながら吉村先生が亡くなって2年ほどそのことを存じ上げませんでした。恥ずかしいやら情けないやら。 妻として作家として同じく作家である夫の病発覚からその最期に至るまでを書き記す。 最期は壮絶であり静謐。

2016年12月5日月曜日

人は死ねばゴミになる―私のがんとの闘い-伊藤 栄樹

人は死ねばゴミになる―私のがんとの闘い-伊藤 栄樹 おっしゃるとおりで。 がん告知後の仕事、病、死について綴る。 恬淡とした語り口が印象的。

2016年12月3日土曜日

漂流 – 角幡 唯介 (著)新潮社

漂流を切り口とした、沖縄、日本、東アジアの現代史。今も続いていることの根幹に通じる。 本村さんは生きているのか。あっちへ連れていかれたのか。

2016年11月19日土曜日

漂流の島: 江戸時代の鳥島漂流民たちを追う - 高橋 大輔






著者名をみてスケートの高橋大輔さんかと思ったら違いました(笑)
ちょっとナルシスティックなところを感じながら読み進め、吉村昭先生の作品のつながりもあるかと思いながら読んでいたらちゃんと引用がありました。
基本楽しめましたが筆者と漂流ファンのためにも文部科学省、東京都もうちょっと柔軟にお願いします、といった感想です。

2016年11月7日月曜日

迷子の王様: 君たちに明日はない5 (新潮文庫) -垣根 涼介 (著)



『迷子の王様: 君たちに明日はない5 (新潮文庫) -垣根 涼介 (著)』
完結編。たぶんシリーズ全部読んだはず。
自分の身に置き換えてみて、仕事とは、働くとは、というこについて思いふけってしまった。
ふけっただけで行動してないが。ちょっとセンチメンタルな結末の中に未来への明るさも。
柔軟性、生涯現役、地道、カネは後からついてくる、印象に残ったコトバ。
さっさと読み終えて古本屋に売ろうかと思ったけど少しの間背表紙でも見ながら余韻を感じておこうかな。

2016年10月26日水曜日

わが心、南溟に消ゆ

わが心、南溟に消ゆ (集英社文庫) -西木 正明 



諜報者モノかと思いきやまさかの恋愛モノ?
冒頭で結末が想像できるなか読み進めるうちに心が絞めつけられるような切なさ。小説ではあるものの著者の流儀から恐らくかなり真実に近いものなのかと察します。

読後ふと思い出したフレーズ。週刊誌だったかネットだったか。。。『Dビ夫人とNむらSCYの違いは帝国ホテルの中か外か。』

2016年8月28日日曜日

蝦夷地別件-船戸与一-小学館文庫

船戸先生の作品はたいがい読んでたつもりでしたがなぜかこの大作を読み逃しておりました。高野秀行さんに言わせると船戸作品はストーリーは荒唐無稽だが資料収、綿密な取材等そのディテールには感服するとのこと。例えばミャンマーの奥地へ行ったら船戸作品に登場した人物やお店がホントに存在したと。読後感、吉村昭先生を彷彿させるところがありました。で、内容に触れますと、人類の性を表現する作品でした。古今東西を問わず結局強いもんが弱いもんを支配する。良し悪しは別、といったところでした。

2016年8月26日金曜日

謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉- 高野秀行

おもろかったです。納豆ならではのねばっこい取材とフィールドワークを軽妙に綴った逸品でした。 日々の素朴な疑問を掘り下げていくその奥深さと思わぬ広がりに感心しきり。 テーマは違いますが20年以上前に読んだこれを思い出しました。 全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路

2016年7月8日金曜日

インド人の謎 - 拓 徹

例によって高野秀行さんのtwitter記事に触発を受け購入読了しました。著者の拓徹さん、京都大学大学院なんとかなんとか専門何てのをきくと身構えてしまうところはありますが作品は幅広くかつ奥の深い分野何千年前はゆる~く軽快なタッチで描写するところが魅力的。印象に残ったのは(1)現代のカースト制度はイギリス統治下によってより強化された。イギリス前は今よりゆるく存在していた。(2)なんでインド人はカレーばっかり食ってるのかという問いに対しては日本で味噌汁飲んでるようなもんやと。 便所問題も奥が深い。

2016年6月9日木曜日

黒パン俘虜記




部屋片づけの最中に発見し、胡桃沢先生作品数年ぶりに読みました。 
極限状態におかれた人間の性を先生らしいタッチで描いた作品です。時間をおいて読み直すと若かりし頃の感覚がよみがえると同時に新たな感覚も湧きあがります。シベリア抑留の真実はいつになれば明らかになるのだろうか。日本人は何てお人よしなんだろうか何と残酷なんだろうかとも思わされた作品でした。

2016年2月2日火曜日

模倣犯 --- 犯罪心理捜査官セバスチャン


翻訳もの、苦手なんですけど、一気に読みました。ミステリーなのにちょっと泣けましたよ。
3作目、4作目も早く翻訳してください!ヘレンハルメ美穂さん!よろしくお願いします。





犯罪心理捜査官セバスチャン





引き込まれました。
このエロおやじすごい。