2010年12月5日日曜日

ノルウェーの森

近々映画化されるそうで。
初めて読んだのは高校時代ハードカバーにて。
その後文庫版2度ほど購入、つい先日何度目かの読了。
読むたびに涙します。
高校時代読んだときはちょっと切ない感を受けただけでしたが最近は
読むたびに涙涙の連続です。ストーリーが問題ではなく自分自身が問題です。
年取ったんかな。
涙がみっともなくて電車では読めません。といいながら読み始めると止まらず涙してしまいます。
切ない。悲しい。こんな文章を書けたら幸せやな。



2010年7月19日月曜日

王国への道

山田長政て人は勝手にタイに行って適当に商売やって楽しんでた人かと思ってました。小説とはいうもののこの本でその誤解が解けました。歴史の教科書でももう少しつっこんだ記述があってもええんちゃう。

久々の投稿。それなりにいろいろ読んでいましたがなんだか持続力が続かずちょっと読んでそのままの本が山積み。

2010年3月7日日曜日

プラチナ・ビーズ

部屋を片付けてたら偶然再会して読み始める。
たぶん3回目。
初版発行日を見たら2001年7月25日ということではや10年。
その後病みつきになってこの五條作品ほとんど読んだけど最近のは生彩を欠く。
もうちょっとがんばってほしいな。

2010年2月28日日曜日

警官の血(上・下)

佐々木譲シリーズ、三代に渡る警官の物語。
初代清二氏編の時代描写が印象的。
このあたりで大体の方向性は予想できてしまったがそんなものは差し引いて十分楽しむことができた。
少し前の週刊文春で阿川佐和子氏からのインタビューで佐々木氏が「自分は受注生産作家です。」と言っていた。確かにその通り。分野は多岐にわたり新分野への進出が楽しみ。
船戸与一氏とも交流があるとのことだったが彼の体調が気になる。
満州国演義6は世に出ることができるのかなあ。
灰塵の暦―満州国演義〈5〉





冒険者カストロ

チェゲバラについては本や映画でさかんに取り上げられていますがその盟友カストロについての著作は少ないと思います。
作品中でも触れられていますが、まだご健在で公にできないことも多いこともその理由のひとつと考えられ佐々木譲氏の著作を改めて検索してみなければ自分も読んでいなかったと思います。
あくまで自分の感じるところですが「アメリカと対決する独裁者」といった印象しかありませんでした。
本書を読んで少しですがこのヒトの人間味を感じることができました。

2010年1月14日木曜日

直木賞-佐々木譲

佐々木譲氏の作品結構好きで読んでます。
今日直木賞受賞が決まったそうです。
おめでとうございます。
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20100114bk03.htm?from=navlk

今まで何を読んだか記憶があいまい。
一番最近読んだのはこれのはず。

『愚か者の盟約』


その前はこれ。
『くろふね』


この2作品も思い出した。
『屈折率』


『総督と呼ばれた男』


警官シリーズも何作品か読んだけどタイトルと内容が一致しない。

また改めて思い出すことにします。

佐々木譲の作品

2010年1月13日水曜日

砂の嵐

排出権商人をほったらかしにしたまま胡桃沢ワールドへ逃げ込む。昨年秋ごろから胡桃沢先生の作品を読み続けているためそこかしこにいろいろな作品からの焼き直しが感じられるもののエンターテインメントとしてはなかなかの大作で大満足です。現在三分の一まで読了。
『砂の嵐』

2010年1月11日月曜日

虹色のトロツキー

好きな漫画のひとつである『虹色のトロツキー』。つい最近も読んだし都合2~3回読んだ。

それを今日鳩山さんが買ったらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100111-OYT1T00670.htm

完結してからすでに何年もたつが連載が始まってから数えると20年にもなる。今頃なんでこんなもんが取り上げられるのか。いったい誰が入れ知恵したのか。謀略でも企んでるんか?

日本の近現代史というものは学校でほとんど教わることがない。自分も教わった記憶がない。小学校から高校まで毎度毎度大和朝廷くらいから始まって大政奉還あたりでうやむやになり進学してハイおしまい。大和朝廷も教養として必要だと思うが明治維新後から現代までを妙な先入観なしに体系的に教えていく必要があると思う。そこから現在の社会の問題点なども浮き彫りにされてくる。

この漫画で昭和初期の日本史、アジア史、世界史の一端を垣間見ることができた。

排出権商人

仕事にちょっと関わりがあり昨年末購入。なぜか作者のサインつき。
前半数10ページ読むもなかなか進まず。勉強にはなるがストーリー展開が鈍すぎる。
アマゾンレビューにもあるように排出権に関するテクニカルターム辞典の感あり。
でもせっかく買ったから読まあかん。

2010年1月3日日曜日

壮士、荒野を駆ける

昨年秋ごろから故胡桃沢耕史氏の著作にはまっております。今読んでいるのがこの「壮士、荒野を駆ける」です。秋から立て続けに胡桃沢氏の作品をいろいろ読んでいるので焼き直しのものも出てきますがそれなりに楽しめます。昔、明治、大正生まれくらいの日本人は強かった。いろいろ問題もあったと思うが大きな志を持つ人々、それを覚めた目でみる人々どちらの人間も根性入れて生きていました。そうせざるを得なかったのかもしれないが。情報通信がこれだけ発達した現代よりもはるか昔70年も前にこのおっさんは今の私たち以上に世界情勢にも明るく人間関係にも厚かった、と感じます。


「壮士、荒野を駆ける」

「東干(トンガン)」「大別山日報」「易水」収録